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「は……
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Topic: 「は…… (Read 119 times)
ysdsawvylo
Guest
「は……
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November 20, 2013, 07:06:48 am »
ところが今日響いたのは、耳障りな金属音。妙な感覚に、真はハリセンで叩き倒したはずの人物を見ると。
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「遼っ、普通じゃない! 普通じゃないんだよ僕らっ! 今更だけど!」 動揺して震え上がる男と少年を前にして、部長はゆっくりとハリセンを愛撫する。確実に黒いオーラを漂わせた、清々しい笑みで。
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「よっしゃっ、『秘技・金の盾』作戦、成功!」「……っていうか、ただの鍋のフタだけどね……」 一家に一つはありそうな金色の鍋のフタを構えた体勢のままの遼平と、それを後ろから引きつった苦笑いで見ている純也。何なのだろう、この三流芸人コントのような光景は。
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「……そんな猿知恵考えとるヒマがあるなら、もっと早う出勤できるよなァ、遼平くん?」「全面的に俺の責任!?」「……違うのかなァ、蒼波遼平くん??」「す、すみませんでした……完全に俺の責任デス……だからその凶器を下ろし、て、ください……」 泣きそうに震えてしがみついてくる純也と一緒に、遼平はひたすら頭を下げる。知らなかった、まさか真のハリセンにそこまでの破壊力があったなんて。さすが、関西より伝わりしツッコミの神器。「まったく……毎朝の事とはいえ、殺したくなるやかましさだな」「私はもう慣れちゃったけどね〜。もはやこれも真の日課よね」
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「ざまあみやがれ真! いつまでもこの俺様がやられるばっかりだと思うなよっ!」「あんたなァ……こんなモン準備しとるヒマがあんならなァ……!!」キットソン 得意気に鍋のフタを手でクルクル回す遼平に、ハリセンを握り締めた真の拳が震える。瞬間、殺気に物凄く近い《気》を感じ、純也が「遼っ!」と叫んで腕を掴み、もう一度鍋のフタを構えさせた。
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やっぱりいつも通り、事務所の扉が開かれると同時に叩き込まれる部長のハリセン。『パシィィィン……!』と余韻まで響かせるその一閃は、もはや中野区支部名物……なのだけれど。
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彼の前には、もはや美しくさえ見える右腕のハリセンを振り切った姿勢の、真が。「て、てめぇっ、たかが遅刻でここまでやるか!? っていうかハリセンで衝撃波なんて出るのか普通!?」
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空気さえ切り裂く、疾風の一筋。「は……?」 にやついていた遼平の顔が、そのまま固まる。咄嗟の純也に支えられた左手が握っていた鍋のフタが、真ん中から鋭利に――――切断されていた。
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第一章『嵐の兆し』(1)
第一章『嵐の兆し』「エエ加減、遅刻するなって言うとるやろがァァァ!!」
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